
2020年6月12日
今年も梅雨の季節がやってきました。
梅雨の間、湿度の高い状態が続くとカビが発生しやすくなり、そのまま放置しておくと住まいにも人にも悪影響が出ることがあります。
梅雨シーズンの気温は高い日には25℃を超えることもあります。そして湿度は70%くらいが普通、80%を超える日もあります。この「気温20℃~30℃」「湿度70%くらい」という環境が、住まいにあるカビが繁殖しやすい条件となります。
「住まいのカビ対策」をまとめてみました♪
①掃除をする
ホコリはカビの栄養素となります。部屋の隅、家具の裏側はホコリが溜まりやすく、空気が動きにくいので湿気も多くなりカビが生えやすい場所。そのほかには、窓両側のカーテンが掛かっている壁や窓サッシにもホコリが多くつきがちです。また日当たりがよくない部屋、家の北側や壁の外側が擁壁で風通しがよくない部屋を中心にしっかりと掃除をしましょう。
②湿度の高い日は窓を開けない
「窓を開けると空気の入れ替えができて湿度が下げられる」そんなイメージを持つ方が多いでしょう。ところが、部屋の中より屋外の湿度が高いときに窓を開けると、空気とともに外の湿気が室内に入り部屋の湿度を上げてしまいます。
外の湿度が70%以上など、湿度が高い時間帯は窓を開けず、60%くらいのときに窓を開け換気をするのがおすすめ。多量の湿気が室内に入らず、部屋の湿気を外に出すこともできます。
快晴の日なら、気温が高くなるお昼から午後にかけて湿度が低めになりますが、曇りや雨天時は時間に関わらず終日湿度が80%以上ということも。終日湿度が高いときは、窓開け換気をしないか、または窓を開けて上がった湿度を除湿器で下げ、室内の湿度をコントロールします。
湿度は体感だけだと正確に把握できませんので、温度計に湿度計がついてあるものを置いておくと数字で確認できて便利です。
③家具は窓から少し離して配置する
湿気が特に多くなりやすい窓に近い場所は、家具を壁から3~5センチくらい離して置けば、掃除がしやすくカビの栄養源のホコリが減らせるとともに、湿気を減らしやすい環境が作れます。家具の裏側は壁にもホコリがたくさん付着していますから、家具を動かしたときには壁のお掃除もするといいですね。
④お風呂あがりは、必ずドアを閉めて換気扇をつける
お風呂上りにドアを開けて浴室内を乾かすのは浴室内のカビ対策には良いことです。でもお風呂からあがった直後の浴室は蒸気が充満しており、ドアを開けておくと脱衣所に蒸気が漏れ出します。換気扇を回しても一部の蒸気は家の中に逃げてしまい、浴室以外の部屋の湿度が上がる恐れがあるのです。
そこで、お風呂をあがってすぐの数分はドアを閉めて換気扇を回し、浴室内の蒸気が減ってからドアを開けて濡れた浴室の床や壁を乾かしましょう。
この季節、なるべく快適に過ごせるように対策してみてください♪